株主優待とはどんな制度?
今回のコラムでは優待の例や利用方法ついて株式会社ブルクアセットのファイナンシャルプランナーが分かりやすく解説します!
株主優待とは

企業が株主に対して行う特別なサービスや商品の提供制度のこと。
一定数以上の株式を保有する投資家に対し、「自社製品」「商品券」「割引券」などの特典を定期的に提供します。
日本の株式市場では一般的な制度として定着しています。
代表的な優待

配当金との違い
配当は企業の利益から株式数に応じて現金で受け取れる還元であるのに対し、株主優待は企業が独自に設定する商品やサービスの特典制度です。
欧米の株主優待制度
株主優待制度は日本独自の制度と言われていますが、実は欧米にも株主優待制度はあり、
日本ほど導入会社数は多くありませんが、個人投資家の人気は根強いです。
株主優待は英語で「シェアホルダー・パークス」直訳⇒「株主特典」となります。
例)カーニバル・コーポレーション(米国)
世界最大のクルーズ船運航会社 豪華客船「クイーンメリー2」など
株主優待:14日以上の乗船で250ドルサービスなど割引特典
株主ならではの“特別感”を前面に押し出しているのが特徴
株主優待を受け取るには・・・
①企業を見つける ②優待を受け取れるだけの株数を購入 ③権利付最終日に確実に保有している
権利付最終日とは、優待や配当金を受け取る権利を得られる日のこと。
この日までに株式を購入すれば権利確定日に株主名簿に記載され、株主優待や配当金を受け取ることができます。
その翌営業日である権利落ち日以降に購入した場合は、今回の権利を受け取ることはできません。

メリット
商品券やギフトなど現金以外の特典あり長く持つと特典が増えるっ企業もある
デメリット
最低投資額が高くなることもある企業の都合で制度の変更・廃止がある
権利確定後の株価下落に注意が必要
ポイント
優待だけでなく、企業の成長性や財務状況もチェック!
もらえる時期に注意!
株主優待は権利確定日から実際の受け取りまでに約3ヶ月程度のタイムラグがあります。

なお、配当金についても同様で、権利確定日から実際の入金までに3ヶ月程度かかります。
お客様にぴったりの優待をぜひ探してみて下さい!
家計やお金に関する悩みや不安は、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談するのが最適です。
相談は何度でも無料です。