2021年1月に102円台まで円高に進んだ後、円安が進行し歯止めがかかっていません。
円安が進行することで日本の経済や私たちの生活にどのような影響が及ぶかについて、株式会社ブルクアセットのファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説します!
円安とは?
1ドル=100円⇒1ドル=120円
1ドルが100円から120円に変動すると、1ドルをもらうために多くの円が必要になり、円の価値が低くなります。
なぜ円安になるの?
ではなぜ円安になるのでしょうか。
具体的な要因を1つ説明します。
日本と米国の金融政策の違いからくる金利差の拡大があります。
アメリカはコロナ感染拡大により緊急経済対策で金利を下げていましたが、インフレを抑制するため金利を上げました。
一方日本では長期にわたり金融緩和政策を続け円を多く発行し、市場に出回るお金の供給量を増やすなどにより経済を活発化させる政策をとっています。
金融緩和は低金利につながるため、投資家にとって金利が高いドルで運用した方が高い利益が見込まれるためドルの需要が高まり、日本円は売られ価値が下がります。
円安・円高は私たちの生活にかなり密接に関係しているのです。
円安の影響とは
①円安によって輸入コストが増加します。
商品や原材料、燃料などの価格が上昇するため、国内の製造コストも増加し、結果企業は値上げをせざるを得なくなります。
さまざまな商品が値上げされる原因となったわけです。
輸入企業は収益が減り、賃金は上昇せず物価だけが上昇してしまいます。
よって家計の負担は増えてしまいます。
②外貨建て資産を持っていると、資産価値が増えることになります。
円安の時に外貨に投資をすると利益を得られる可能性があります。
例えば、海外に進出している企業は収益があがり、日経平均株価も大きく上昇しました。
為替の恩恵を得るには
投資信託などの方法を使って、外国株式や外国債券等を保有することでも恩恵を受けることが可能です。
新NISAなどの非課税制度も始まっていますので、積極的に活用していきましょう。
とはいえ、
「興味はあるけど難しそう。よくわからない。」
「どの程度投資に回したらいいのかわからない。」
「自分一人では不安」
そんな方でも大丈夫です。
ぜひお金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談しましょう。
相談は何度でも無料です。